Category Archives: 既製品とオリジナルの差とは

既製品ののぼりとは?オリジナルより長期使用は不利?

既製品ののぼりは本当に耐候性や堅牢性に問題ありなのでしょうか。

既製品とは何かについて、少しお話ししましょう。

■既製品もオリジナルも生地は同じで優劣はない。

のぼりの生地にはポンジー、トロピカル、天竺、金巾という4種類があり、そのうちもっとも需要が高いのがポンジーです。

織り方は平織りで、糸素材はポリエステル100%。

生地別シェアでいうとポンジーが90%ということなので、「既製品だから生地が悪い」というわけではありません。

当然、耐候性や堅牢性・丈夫さにも違いはありません。

織り方も糸素材も同じものです。

■のぼりの既製品とは、テンプレートを使うこと。

そもそも既製品とは何かというと、洋服の既製品と同じようなもので、のぼりの規格寸法や生地、デザイン、色使い、レイアウトなど一式ができあがっているものです。

“好みの既製品サンプル”を選んで、色やタイトル、文字の書体などを替えていくことができます。

テンプレートを使って差し替えていくだけなので、手間なく簡単に作れるのが既製品のいいところです。

■のぼりの既製品とは、型やレイアウトが見本と同じということ。

キャッチフレーズなど中身は替わるので、仕上がればオリジナル同然です。

オリジナルにこだわる人もいますが、既製品を使っても中身は入れ替わるので、出来映えはオリジナルと何ら変わりません。

こだわるかどうかです。

究極、のぼりとは販促物の1つなのですから、オリジナルかどうかより、“目立つか伝わるか”が大事です。

街中で見かけるのぼりと戦国時代の映画に出てくるのぼり

スーパーなどでよく見かけるのぼりと戦国時代ののぼりとは、ルーツは同じなのでしょうか。

のぼりの歴史や活用法についてお話ししましょう。

■平安時代、自軍を誇示する目的だった。

のぼりを歴史的にみてみると、すでにその起源は平安時代にあって、武士たちは自軍の旗印としてのぼりを使っていました。

また軍としての大きさ、立派さ、資金力などを象徴するものとして使われていました。

現代の戦争はできるだけ敵から身を隠してというのが常識ですが、平安時代・鎌倉時代は、自軍を誇示し広告する役割さえのぼりに負わせていたのです。

正々堂々と名乗って闘うという武士道の精神がそこにあったように思えます。

■歴史的にみたのぼりは現代と一直線にある。

のぼりのルーツとは何かといえば、やはり先にお話ししたような戦にあったのではないでしょうか。

したがってその道筋は一本につながっており、現在、スーパーやコンビニの店頭で使われているのぼりと戦国時代ののぼりは、同一の流れを汲むものです。

戦国時代ののぼりが“自軍の宣伝”に使われていたとすれば、スーパーやコンビニも自店の宣伝に使っているのですから、活用法にもその名残があることになります。

■のぼりとは象徴であり宣伝用の看板のようなものでもありました。

近代に入って、旅館や興業の出し物など、活用の幅はグッと広がっています。

のぼりは日本の文化そのものであり、広告の原点のようなものだと語る識者がいます。

手軽で安価で扱いやすいことが利点となって、商用のぼりになった現代では用途に制限はありません。

日本文化の1つとして海外からも注目され始めたのぼりは今後もいっそう広がっていくことでしょう。